「嫁」と「アザラシ」のちがい
こういうヤツ。いつかあらわれると思っていた(笑)
署名TVより引用。
もはや、僕たちは三次元には興味がありません。やるな高下太一(署名企画者)。ある意味勇者。
できるならば、二次元の世界の住人になりたいとすら考えています。
しかしながら、現在の科学技術ではそれは実現されそうにはありません。
そこで、せめて二次元キャラとの結婚を法的に認めてもらうことはできないでしょうか?
もし、これが実現したら企画者は、朝比奈みくると結婚する予定です。
しっかし、こんな要求をされる日本政府のなかのひともカワイソすぎる気もするが(笑)、ま、どっちも頑張れ。
ココロたんが娘である僕にはなんの関係もない話だ。
ちょっちマジメに語る後半に続く。
こういう要求。冗談としてはとっても面白いのだけれど、はたしてどこから生まれてきたのだろうか。だって冗談として「○○(←二次元キャラの名前)は俺の嫁」という主張はよく聞くけれど、まさか日本政府に「俺の嫁と認めてくれ」と要求しようという発想はそうそう生まれるものじゃない。
僕は、この原因は署名企画者氏のいう政府つまり行政にあるんじゃなかろうか? と考える。
だって、行政は、ある川にアザラシが来たといったらほいほいと住民登録を認めたりとかしてるじゃないか。探せばそういう例はいっぱいあるだろう。
じゃあ。
かわいいアザラシを住民登録するのと、署名企画者氏がいう朝比奈みくると籍を入れる(「結婚する」ってことは戸籍を入れるってことでしょう)のとの境界線はどこにあるんだ?
やっぱり知名度だろうか?
朝比奈みくるという二次元のお嬢さんを僕は知らないけれどググればいっぱい出てくる。けっこう有名なお嬢さんなのでしょうね。
このお嬢さんと一地方の川にあらわれたアザラシとのあいだの知名度に、僕にはそれほどの差があるとは思えないんだが……?
では「リアルかどうか」だろうか?
そりゃアザラシのほうはマスゴミが騒いだせいで有名になったと言えるかもしれない。けれども、僕はそのアザラシも川も実物を見たことがない。たしかにテレビでは見た。でもそれって、さっきググってパソコンのモニターではじめて見た朝比奈みくると、リアリティにおいてそれほど差があるとは思えない。僕にとってはどちらも「画面の向こう」の出来事だ。少なくともアザラシがやってきた川とは違う地方に住んでいる者から見たらリアリティにおいては同レベルに見える。
でも行政は(きっと冗談半分だろうけれど)「アザラシは住民である」と認めた。
行政のこの態度は、アザラシの現われた川から遠くに住んでいる僕から見たら珍妙な決定に見える。なぜなら、たとえ冗談だとしても、その行為は、日本国籍がほしくてももらえない在日外国人の方々に対する配慮が欠けているとも受け取られかねないからだ。つまり在日外国人の方々からすれば、「オマエらはこのアザラシよりも日本人じゃねえんだよ」とも見えるからだ。
もちろん当時の行政にそんなつもりはなかったろうし、お遊びでやったことにマジメに反論しても仕方がないのでもうやめるけれど、「アザラシを住民登録」というのはそれほど危ない珍妙なお遊びだったわけだ。
おなじように。
署名企画者氏の嗜好から遠く離れた嗜好(ココロを嫁なんてめっそうもないぜ! 娘に決まってる)をもった僕は、署名企画者氏の主張が珍妙に思える。
しかし。
アザラシを認めた行政は、署名企画者氏の提案も受理するか、少なくとも検討くらいはしないといけないのではないだろうか。もし受理も検討もしないのであれば、行政は「アザラシの住民登録」と「朝比奈みくると入籍」の違いを、キチンと説明しなければいけないだろう。それが行政としての大人の姿勢というやつだ。「Aは○」で「Bは×」というのなら、AとBとの違いを納得できる形で万人にハッキリと示さなければいけない。
先にも言ったとおり、「知名度」と「リアリティ」という点においては両者に大きな差があるとは僕には思えない。では「多くの者に支持される」という点においてはどうか。
アザラシだって毎日テレビで取りあげてたから大騒ぎになったけれど、実際に川に行って見たひとってどれくらいだ? その数と朝比奈みくる嬢に萌えている二次元ヲタの数にはそれほど差があるのだろうか?
日本のヲタをナメちゃいけない。
かつての車、造船、鉄鋼にも肩を並べるほどの日本が世界に誇る「萌え(MOE)」なのだ。いまや「フジヤマゲイシャモエ」が世界の日本像なのだ。
よって数においてもそれほど差があるようには思えないんだが……、どうだろう。このへんのことに納得のいく答えを出せる行政のなかのひとっていないだろうか?

じつは「知ってる」と言えるほど自信にゃい
つーかさ。
こんなこというとなんか堅っ苦しくていやなんだけれど。
行政というのは、その組織の管理体制には民間の感性が必要だと思う。しかし、個々の業務レベルにおいては民間の感性はあまり必要ない。本当にクールに粛々と対処しなければいけないものなんだ。なのに、村おこしかなんなのか知らないけれど、人気者だからとかいう薄っぺらい理由で住民と認めちゃったから、こういう「だったら、この二次元キャラは俺の嫁だから認めてくれよ」と言われたとき、ツジツマがあわなくなっちゃうんだよ。
ま、行政も署名企画者氏も、どちらもガンガレ。
この話題。
やっぱりというかお約束というか、2ちゃんねるでも騒がれているそうな。2ちゃんのURLは再々移動になるのでかわりに『痛いニュース』をリンク&トラバ。
→痛いニュース:日本政府に対し「二次元キャラとの結婚を法的に認めて下さい」という署名活動が実施
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コメント
こっちでこれだけの分量を書く気はなかったのだけれどもな。この系の話題は暑く、もとい、熱くなってしまう。
投稿: ろぷ | 2008年11月 1日 (土曜日) 午後 08時53分